プリスクールからの早期英語教育の落とし穴。ずっと英語環境なのに読めない・書けないのはどうして?保護者が見落としてしまっていることとは。

2026/03/28 幼児英語教育のギモン

こんにちは、Inter-Brains English(株) (OUCHI INTER運営事務局)代表の齋藤です。

近年、インターナショナルスクールやプリスクールに通うご家庭が急増しています。

小学校受験と並行してインターナショナルスクールへの進学を検討されるケースも増え、英語教育はますます低年齢化・多様化しています。

そのような中で、「話せるのに読めない・書けない」というご相談が非常に増えています。プリスクールで英語環境に慣れ親しんできたお子さまや、インターナショナルスクールの初等部へ進学・編入したお子さまにおいて、読み書きの力が追いつかないという課題が顕著に見られます。

一口にプリスクールやインターナショナル系教育といっても、その内容は大きく異なります。体系的にフォニックスを指導し、読み書きの基礎を育てる教育機関もあれば、「英語に楽しく触れる」ことを主軸にした保育型プログラムも存在します。後者ではリスニングやスピーキングは自然に育つ一方で、読み書きの力が十分に体系化されないまま次のステージへ進んでしまうケースも少なくありません。

実際、インターナショナルスクールに進学した後、会話力は年齢相応以上であっても、本を自力で読めない、文章を書けないといった課題に直面するお子さまは多く見受けられます。その背景にあるのが、初期段階におけるフォニックス習得の不足です。

英語教育学において、読み書き能力の発達には「音韻認識(phonological awareness)」と「デコーディング(decoding)」が極めて重要であるとされています。音韻認識とは、言葉の中の音を意識的に捉える力であり、デコーディングとは、文字と音の対応関係をもとに単語を読み解く力を指します。フォニックスはまさにこの2つの力を体系的に育てる学習法です。

初期段階でフォニックスをしっかりと習得しているお子さまは、未知の単語に出会った際にも「音のルール」をもとに自力で読み解くことができます。これは単なる暗記とは異なり、応用可能なスキルであるため、語彙の拡張スピードや読解力の伸びに大きな差が生まれます。また、音と文字の対応理解はスペリング(綴り)にも直結するため、書く力の基盤形成にも大きく寄与します。

一方で、フォニックスが不十分な場合、単語を「形」として丸暗記する傾向が強くなり、語彙が増えるにつれて限界が訪れます。その結果、文章レベルでの読解や表現に進む段階で大きな壁にぶつかることになります。

さらに、インターナショナルスクールの多くは「英語はすでに使えるもの」という前提でカリキュラムが進みます。そのため、初等部以降は読む・書くを含めた総合的な言語運用力が求められ、基礎が不十分な場合、一気に学習負荷が高まります。この段階でのつまずきは、学習意欲や自己肯定感にも影響を与えかねません。

だからこそ、プリスクール段階、あるいはそれに準ずる初期学習段階において、フォニックスを体系的に習得しておくことが極めて重要です。「話せる英語」から「使いこなせる英語」へと発展させるためには、音と文字のルール理解を土台にした読み書き能力の育成が不可欠なのです。

私たちおうちインターでは、幼児から高校生までを対象に、一人ひとりのレベルに応じたカリキュラムを提供しています。英検ジュニアから英検1級までを視野に入れた教材を用い、自宅対面・オンラインの両軸で柔軟な学習環境を整えています。特に初期段階では、フォニックスの習得を重視し、その後の読解・表現へとスムーズにつながる設計を行っています。

英語教育において重要なのは、「早く始めること」だけではありません。「正しい順序で、確実に積み上げること」です。

将来にわたって使える英語力を育てるために、ぜひ一度、基礎のあり方を見直してみてはいかがでしょうか。

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