2025/07/23 学習法
英語を聞く力=リスニング力は意識して訓練しないと身につきません。
また、ある程度の場数を踏むのが必要になる以上、子どものうちから訓練するのは非常に有用です。
本記事では、子どもの英語のリスニング力をつける勉強法を紹介します。
◆参考
https://kosodatemap.gakken.jp/learning/english/43067/
https://kids-passport.jp/column/student-listening/
https://www.qqeng.com/qqkids/english-column/kids20230823
英語におけるリスニング力の重要性
まず、なぜ英語においてリスニング力が重要になるのか、以下の流れで5つの理由を解説します。
- 会話の意図を正しくつかめるようになる
- 英語脳を育成できる
- 発音の参考になる
- 試験対策になる
- 将来のビジネスシーンで役立つ
会話の意図を正しくつかめるようになる
リスニング力があれば、会話の意図を正しくつかめるようになります。
英語に限らず、会話の意図を掴むにはまず「何を話しているのか」を正確に理解しなくてはいけません。そして、日本語と英語はまったく違う言語である以上、正確に理解するための聴き方も訓練して身に付ける必要が出てきます。
英語脳を育成できる
普段から意図的に英語を聞く訓練と並行して、シャドーイング(音声と一緒に音読する勉強法)も取り入れれば、正しい発音と音声の変化を体感することが可能です。
このような訓練を繰り返していれば、英語で聞いて英語で理解できる状態、つまり英語脳を育成できるようになっていきます。
発音の参考になる
学んだ英語を使ってコミュニケーションを取るには、正しい発音で話せるようになることも重要です。
正しい発音を身に付けるには、まず正しい発音の英語を聞く機会を増やさないといけません。また、10歳くらいまでにはフォニックスをきちんと身に着け、英語の音と文字をリンクさせることで正確に英語の音を認識し識字出来ることも重要です。
普段から意識して正しい発音の英語を聞く機会を設けることは、リスニング力を向上させ、結果として正しい発音の習得にもつながります。
試験対策になる
高校受験、大学受験や英検、TOEFLなどの資格試験では、リスニング問題が出題されることが非常に多くなっています。子どもの時から英語を聴きとる訓練をし、リスニング力を付けておけば、将来的にこれらの試験でリスニング問題を得点源にすることが可能です。試験対策としても有効なので、意識して取り組みましょう。
将来のビジネスシーンで役立つ
英語のリスニング力を付けておけば、将来のビジネスシーンにも役立ちます。
日本で働く場合でも、海外の取引先や関係者と英語でやり取りするのは決して珍しくはありません。やり取りをスムーズにするには、やはり相手が話す言葉を確実かつ正確に聴き取れる力が求められます。子どものうちから訓練しておけば、よりスムーズに業務に取り組めるでしょう。
子どもの頃からリスニング力を付けるための勉強法
子どものころからリスニング力を付けるためには、生活の中に組み込める勉強法を選び、無理なく続けていくことが重要です。ここでは、積極的に取り入れてほしい勉強法として、以下の3つを紹介します。
フォニックスを学ぶ
1つ目の方法は「フォニックスを学ぶ」ことです。フォニックスとは、英語の綴りと発音の関係に着目した読み書きの指導法を指します。
イギリスなど英語圏の子どもが読み書きを学ぶために使う方法ですが、日本など非英語圏の子どもが学ぶ際にも有効です。一部の例外はあるものの「なぜ、その発音になるのか」を体系立てて学べるため、リスニング力を含めた英語の実力をつけるうえで非常に役立ちます。
A-Zのレターとサウンドから長母音、短母音、2つ以上の連続する子音・母音をしっかりマスターすることで、読める・聞ける・書ける力の土台が身に付きます。
ネイティブの発音を聞く
2つ目の方法は「ネイティブの発音を聞く」ことです。教材で学ぶ際は、日本人の話す英語ではなく、英語を母国語とする人=ネイティブの発音を用いたものを使いましょう。
日本人の英語は文法としては問題がなくても、強弱や抑揚、スピードの観点でネイティブと大きく異なるいわば「日本なまりの英語」かもしれません。世界で英語話者はネイティブに限りませんので、今はインターネットを通じて様々な訛りのある英語に触れる機会があります。
日本なまりの英語に慣れてしまうと、ネイティブの英語を聴きとりづらくなるため、早期英語学習の間は意識的に標準的な英語(アメリカ英語、イギリス英語)を中心に英語の耳を作るようにしましょう。
毎日英語を聞く習慣を作る
3つ目の方法は「毎日英語を聞く習慣を作る」ことです。日本には「習うより慣れろ」という言葉がありますが、英語の学習においてもこれはあてはまります。
毎日英語を聞く習慣を作れば、耳が慣れるため自然にリスニング力もついていくはずです。毎日〇分、〇時間はリスニングの時間を保護者が作ってあげることで、習慣化しやすくなります。英語の歌を歌う、好きなアニメや映画を英語吹き替えで見るなどの工夫も取り入れましょう。
おうちインターでリスニング力が向上する理由
おうちインターでは、お子さんのリスニング力を含めた英語力を向上させられるよう、カリキュラムを練り上げています。ここでは、おうちインターでリスニング力が向上する理由と題し、カリキュラムの工夫を紹介します。
ネイティブを中心とした子どもへの指導10年以上の講師が多数在籍
おうちインターでは、ネイティブを中心とした子どもへの指導歴が10年以上の講師が多数在籍しています。
英検、TOEICの保持者であっても、英語を教える方法にまで通じているとは限りません。おうちインターでは、母国における英語教員免許の保持者や、TESOL/TEFL/CELTAなどの英語教授法の習得者である外国人・日本人バイリンガル教師による担任制を採用。英語を話せる、わかるだけでなく「英語を母国語としない人に適切に教えられる」講師がレッスンを担当するため、リスニング力を含めた実力を着実に身に付けられます。
各レベルの習熟度を測るプログレステスト
各レベルの習熟度を測るプログレステストを採用しているのも、おうちインターならではの大きな特徴です。
英語を習得するには、さまざまな知識を習得していかなくてはいけません。しかし、基礎的な知識が習得できていない状態で応用的な知識を習得しようとしてもまずうまくいかないのは明らかです。そこでおうちインターでは、各レベルの習熟度を測るプログレステストを採用。必要な知識がしっかりと身に付いているかを確認しながら、無理なくステップアップしていけるように配慮しています。
マンツーマンならではの個人に向き合った丁寧な指導
おうちインターでは、マンツーマンならではの個人に向き合った丁寧な指導を心掛けています。
グループ形式のレッスンの場合、お子さんによっては周囲と合わせるのが難しく、英語の勉強自体に嫌気がさしてしまいかねません。子どもが無理なく学び続けられるようにするのは「その子どもに合った無理のない方法を続けていく」ことが重要です。おうちインターでは、英語教授法に精通した講師がお子さん一人一人の個性を見極めつつ、丁寧にレッスンを行います。グループレッスンが苦手なお子さんは、ぜひご相談ください。
段階的にしっかり学べるカリキュラム体系
おうちインターでは、段階的にしっかり学べるカリキュラム体系を採用しています。プログレステストの話とも関連しますが、礎になる知識が付いていないのに応用となる知識を習得しようとしてもまずうまくいきません。無理なく勉強を続け、確かな英語力を育てるためには、学んでいく順番も重要です。おうちインターのカリキュラムは「基礎→応用」と知識のレベルが少しずつ上がっていく形を取っています。また、入会時にレベルチェックテストを行ってどこから開始するかを決めるため、一人一人に合った進度で学ぶことが可能です。
英検対策サポートを実施している
おうちインターでは、英検対策サポートを実施しています。大阪の府立高校など、英検やTOEFLなど所定の資格の保持者に対し、高校入試で優遇する措置を取っている高校は複数あります。このような背景からもわかるように、英検やTOEFLを中学生までに取得しておくのは、その後の高校入試・大学入試においてかなりのアドバンテージになるはずです。おうちインターでは、リスニング・リーディング対策をはじめとした英検対策も実施しています。英検の受験を検討している場合は、ぜひご相談ください。
英文構造トレーニングを実施している
英文構造トレーニングを実施しているのも、おうちインターの大きな特徴です。英文構造トレーニングとは、英語で用いられる1,700語(上位1%)の単語や表現を使い、英文を組み立てる思考経路が身につく特殊トレーニングを指します。
英語のリスニング力を育てるには、前提になる知識として「そもそも英語の文章はどうやってできているのか」を知っておくのが非常に有効です。
そのためにも、英文構造トレーニングを通じて英文を組み立てる思考経路を身に付けておけば、リスニング力の向上にも役立ちます。
まとめ
英語を習得するためには、リスニング力を身につけておくのが非常に重要です。
ただし、一朝一夕では難しいうえに、正しい方法で続けていくことが重要になります。ただ漫然と英語を聞き流しているだけでは難しいことに注意してください。