2025/07/23 学習法
語学を習得するためには、読み(リーディング)と書き(ライティング)は欠かせません。この記事では、小学生の英語のライティング能力を上げる勉強法について、具体的に取り入れるべき方法とともに解説します。
【参考】
https://www.zkai.co.jp/el/english/writing/
https://www.britishcouncil.jp/blog/kids-learn-english-writing
https://eitango-oboeru.com/elementary-english-writing/
小学生の英語におけるライティング能力の必要性
小学生の英語学習では、聞く・話すことに重点が置かれ、書くことにはあまり照準が当たっていない実情があります。
しかし、以下の3つの理由を知れば、できるだけ早い段階で英語が書けるようになることのメリットを感じられるでしょう。
中学英語を学ぶ前に基礎力を付けられる
中学校の英語の授業では、英語を書く、もしくは日本語に訳すことも頻繁に行われます。聞く・話すことと同様に、書く・訳すこともある程度場数を踏まなければ実力はつきません。
そのため、小学生のうちから「英語を書く」ことに慣れておけば、基礎力がついて、中学に入学してからも英語の授業についていきやすくなります。
英検やTOEIC合格に繋がる
英検(実用英語技能検定)やTOEICなど、英語の資格試験対策としても、ライティング能力を鍛えることは重要です。これらの資格試験では、英語の文章を書く問題が出題されます。英語を聞く、話すことができても、書くことに慣れていなければ、制限時間内に回答が終わらず、得点も振るわないという事態になりかねません。
大人になった時に仕事で役立つ
仕事上でメールやビジネスチャットなどを使い、文字でのやり取りをすることは珍しくありません。
顧客が外国人だったり、社内公用語が英語だったりした場合、テキストベースのコミュニケーションができないと、仕事にならない可能性が出てきます。
子供のうちから英語を書き慣れていれば、大人になってもスムーズにやり取りができるでしょう。
自然な形で文章を組み立てられる
英語で文章を書く練習をすることで、自然な形で文章を組み立てられ、話せるようになっていきます。
そもそも、英語と日本語では文章における語順がまったく異なることに注意しないといけません。
日本語では、SOV(主語+目的語+動詞)であるのに対し、英語ではSVO(主語+動詞+目的語)と動詞と目的語が逆転しています。
文章を「読む」「書く」「話す」のいずれにおいても、正しい語順で文章を組み立てられることが基本的な能力として求められる以上、早いうちからトレーニングをする意義はあるでしょう。
ライティング能力の向上に繋がる方法
小学生に限りませんが、英語のライティング能力を鍛えるためには、まずは難易度の低いやり方から始めましょう。
ある程度こなせるようになったら次のフェースに移るのが効果的です。具体的な方法を3つ紹介します。
お手本を書き写す
最初は、英語の文章をお手本にし、書き写してみるところから始めましょう。
実際に手で書いてみることで、英語のスペルや文法の基礎が身に付きます。
なお、書き写す文章はできるだけ子どもが興味を持てるものにすると効果的です。
たとえば、漫画が好きなお子様なら、バイリンガルコミックス(英語と日本語でセリフが付いている漫画)を入手し、書き写してみても良いでしょう。
書き写すプロセスから楽しめるため、無理なく続けられます。
自分の好きなことについて英語で書いてみる
お手本を書き写し、英語の文章を書くことに慣れてきたら、自分の好きなことについて英語で書いてみましょう。
お手本の選び方とも共通することですが、自分の好きなことを題材にしないとモチベーションは保ちづらくなります。
たとえば、電車が好きなお子様なら、新幹線や地下鉄など、日本で走っている電車について外国人に紹介するつもりで文章を書いてみましょう。
好きなアニメや芸能人について書いてみるのも効果的です。
質問に対して文章で答えてみる
ここまでできたら、次は質問に対して文章で答えてみることにもチャレンジしてみましょう。
たとえば「今年の夏休みはどこに行きたいですか?」という質問に対し、「I would like to go to the USJ.Because I like Super Mario so much!」など、答えになる文章を書いてみるということです。
自分で答えを考え、それを英文として表す必要があるため、思考力と作文力が鍛えられます。
おうちインターでライティング力が上がる理由
おうちインターで学ぶことにより、英語のライティング力も着実に上がっていきます。そのためのメソッドが「英文構造トレーニング」です。
ここでは、なぜ英文構造トレーニングによりライティングスキルを上げられるのか、3つの理由を解説します。
理由1:英語の語順が感覚で分かるようになる
前述したように、日本語と英語では語順が根本的に異なるため、その点を理解できていないと「単語は分かるけど文章が書けない」「日本語の語順のまま英語を話してしまう」という事態が起きかねません。
英文構造トレーニング(LST)では、日本語と英語の語順の違いを視覚的・論理的に理解し、文章を自分の力で組み立てていくことを目的としてOUCHI INTER(おうちインター)が独自に開発した教材です。
1,700語を用いて数千以上の連続性のあるセンテンスを作っていくことで、英語の語順が感覚で分かるようになるため、文章を書いたり、話したりするのもスムーズに進められるはずです。
理由2:独自開発カリキュラムで学習しやすい
英文構造トレーニングでは、英語圏の子どもたちが頻繁に使う重要単語1,700語を厳選して、「話す・書く」のアウトプットトレーニングを積んでいきます。
まずは重要な単語に絞ったうえで、当社が開発した完全オリジナルのカリキュラムを採用し、英語の語順と構造を自然な形で定着させるのが狙いです。
なお、講義はバイリンガルの日本人講師が担当。最大5名までの小グループレッスンにより、きめ細かいフォローを行います。結果的には特にアウトプットの面でライティングとスピーキングの力が伸びることが期待されます。
理由3:上級者向けのプログラムも用意
英文構造トレーニングでは、上級者向けプログラムとして「LATVER式英語学習」プログラムを用意しています。
これは、全15ステージのトレーニングを通じて、各ステージに用意された「10個のコア文章」を軸に、10,000語 × 30,000パターンの文法パターンを掛け合わせていくことで、1つの文を多様に展開できる高効率な反復トレーニングです。
ビッグデータに基づいた言語習得の順序を意識して開発しているため、学びを通じて英語脳が自動的に作動するようになっていきます。
おうちインターで英語力が身に付く理由
おうちインターは、ご自宅での学習で、無理なくしっかりとライティングを含む英語力が身に付くサービスです。
ここでは、おうちインターでなぜ英語力が身に付けられるのか、3つの理由を解説します。
段階的にしっかり学べるカリキュラム体系
集団レッスンを行う英語教室で起こりがちなトラブルの1つが、お子様個人の主熟度とカリキュラムが不整合になることです。
不整合であるがゆえに、勉強のモチベーションを失って、勉強を止めてしまうのも珍しくありません。
おうちインターでは、まずお子様の英語力を測るためのテストを実施し、結果に合わせてスタート地点を決めるカリキュラムを採用。
21段階以上の細分化されたレベルを用意しているので、これまでの英語学習の経験を問わず、無理なく始められます。
読み書き強化のオリジナル補助教材も使用
おうちインターでは、通常のカリキュラムだけでなく、アドバンスレベルに達したお子様向けに読み書き強化のオリジナル補助教材を用いたレッスンも行います。
実際に英語を読む、書くという経験を積み重ねることで、着実にリーディング、ライティング能力を引き上げることが可能です。
ただ読む、書くだけでなく、講師がお子様の良かった点、改善点を含めて丁寧にフィードバックするため、目覚ましい向上が見込めます。
各レベルの習熟度を測るプログレステスト
おうちインターでは、各レベルの習熟度を測るプログレステストを導入しています。
プログレステストで基準点に達すれば次のレベルに進める仕組みであるため、「わかっていないのにカリキュラムだけがどんどん先に進む」という事態は起きません。
お子様ご自身のペースで、着実に実力を育てていくことができます。
まとめ
英語は聞き取れる、話せるだけでも十分プラスではあるものの、そこに書く能力が加われば、強力な武器になります。
高校受験、大学受験や資格試験の対策が進めやすくなるうえに、社会人として働く際も大きなアドバンテージになるでしょう。
しかし、日本語と同じで、英語を書く能力は場数を踏まないと身に付きません。子どものうちからコツコツと取り組みましょう。