2025/04/08 フォニックス
日本語であっても、なまりが強いなど標準的な発音からあまりに外れていた場合、聞き取れない・意味が通じないことはあり得ます。これは英語にも当てはまることで「話せるようになるために」英語を学ぶなら、正しい発音を習得しなくてはいけません。英語の正しい発音を学ぶために役立つのがフォニックスです。この記事では、フォニックスの発音ルールについて、習得するメリットとともに解説します。
フォニックスの発音ルール
フォニックスとは、つづり字と音素(音声)の関係を規則化して教える教授法のことで、英語圏において子どもが読み書きを学ぶために広く使われています。フォニックスにおける発音ルールは100種類以上もあるため、次の8つのルールに大分してから少しずつ習得していくのが基本的な流れです。
- 1字綴りの母音:母音字が1つの場合はその文字をフォニックス読み(※)する
- 1字綴りの子音:子音字が1つの場合はその文字をフォニックス読みする
- 2文字子音:子音が2文字続く場合は別の読み方をする
- マジックe/サイレントe:単語の末尾が母音()+ 子音 + e のであれば、母音をアルファベット読みするとともにeを発音しない
- 2文字母音(母音のペア):a, e, i, o, u (およびw, y) が続くとき、読み方が大幅に変わる
- 連続子音(子音のブレンド):複数の子音をつなげて発音する
- Rのついた母音:母音字に新しい r が加わることで発音が変わる
※26種類のアルファベットにそれぞれ割り振られているフォニックス独特の発音。例えば「f」は「フッ」に近い音で発音する。
フォニックスの発音ルールを習得が活きるシーン
フォニックスを学んだからといって、英語を完全に習得できるとは限りません。フォニックスのルールから外れる例外的な読み方をする状況も一定数あるのが事実であるためです。しかし、大半の状況では問題なく使えるルールを学べるため、スピーキング・リスニング・ライティングなどさまざまな面で役立ちます。
スピーキング
まず、スピーキングとの関連でのフェニックスを学ぶメリットとして「カタカナ英語を脱却できること」ことが挙げられます。日本語でも英語でも、なまりがあまりに強いと相手に正確に伝わらない可能性があるのは同じです。そして、カタカナ英語は「日本語なまり」の英語であるためネイティブスピーカーに伝わるとは限りません。カタカナ英語でも話せないよりは良いですが、「ネイティブスピーカーとスムーズに会話ができること」を目指すなら、小さいうちからフォニックスで正しい発音を習得しましょう。
リスニング
リスニングとの関連において、フォニックスを学ぶメリットとして「日本語にはない音も聞き分けられるようになる」ことが挙げられます。日本語にはない音の代表例として挙げられるのが「LとRの違い」 です。Lは舌先を前歯の付け根につけて発音しますが、Rでは舌先を口内につけることはありません。日本語ではこのような発音がないために、大人になってから英語の習得が難しいと言われています。しかし、子どものうちからフォニックスで発音のルールを学んでおけば、このような微妙な差を聞き分けられるようになるでしょう。
ライティング
ライティングの側面から見たフォニックスを学ぶメリットとして、「初めて見る英単語の読み方が分かる」ことが挙げられます。フォニックスは英語の綴りとの関連で発音の仕方を学ぶ学習法であるため、ルールを学べば「発音から綴りを逆算する」ことも可能です。そのため、まったく聞いたことがない単語の正しい綴りを推測したり、逆に見たことがない単語でも正しい発音を推測できたりするようになるため、英語を効率的に学ぶのに役立つでしょう。
おうちインターのフォニックス教育の特徴
おうちインターのフォニックス教育の特徴として、細分化された体系的なカリキュラムを通じ基礎を徹底的に学ぶことで、無理なく応用力を付けていくことが挙げられます。コースの受講に先立ち自宅でオンラインテストを受け、その結果をもとに適切なプログラムから学習を開始するシステムです。
LEVEL1~5では「フォニックスマスター」と題し、読み書きの基礎を作っていきます。A-Zのレターとサウンド、短母音、長母音、2つ以上の連続する子音や母音を段階的に学習していきます。各レベル修了前にはプログレステストで各レベルの習熟度を測り、次のレベルに進むかもう一度同じレベルの復習をしてから次のレベルに進みます。レッスン中に使用するStudent Bookと宿題用のWorkbook、付属のアプリを使用してレッスンします(自宅対面・オンライン共通)。対面レッスンの場合は読み書き強化の補助教材も取り入れます。これらのレベルを終了すると、LEVEL6~12の「英語基礎・応用力育成」に移り、英検5~準2級相当の文法・表現力を段階的に学んでいく仕組みです。さらにその後のLEVEL13以降では、文章校正・展開力を強化するための「英文構造トレーニング(LST)」や、技能別に特化した教材を用いたスキル強化を行います。
「英語を話すこと」だけでなく「英検や高校受験、大学受験などの試験にも対応できる」力を長期的なスパンで習得できるプログラムです。
おうちインターのオンラインレッスンでフォニックスを学ぶメリット
フォニックス自体は日本の英語学校・教室で幅広く取り入れられている方法であるため、子どもの特性に合ったところを選んで学びましょう。ここでは、おうちインターのオンラインレッスンでフォニックスを学ぶメリットについて解説します。
マンツーマンレッスン
おうちインターでは、オンラインもしくは生徒の自宅でのマンツーマンレッスンを行っています。グループレッスンを行っている英語教室では、他の生徒とコミュニケーションを取りながら学べるというメリットがある反面、それぞれの生徒の性格や経験に応じたきめ細かい対応ができるとは限りません。子どもの性格次第では、他の生徒と一緒に学ぶことが苦痛になり、途中で止めてしまう原因にもなりかねません。おうちインターでは、マンツーマンレッスンを採用しているため、それぞれの生徒に応じたきめ細かい対応ができるのが大きな強みです。英語を初めて学ぶお子様はもちろんのこと、インターナショナルスクールに通うお子様で読み書きの強化が必要なお子様まで受講しています。また、オンラインでの受講も可能であるため、近隣に英語教室がない地域でも問題なく自宅から学べます。海外からのご受講生も多数いらっしゃいます。
フォニックス指導に精通した経験な講師陣
おうちインターでは、ネイティブおよびバイリンガルの経験豊富な講師陣が講師担任制で指導に当たっています。英語教室のレッスンの質は、講師の経験や力量による部分も大きいいのも実情です。おうちインターでは、子どもへの指導歴が最低3年以上、TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages、英語を母国語としない生徒に英語を教える教授法)等の専門資格を取得した外国人講師や、日本人バイリンガル講師を採用しています。採用率5%以下の審査に通過した質の高い講師がレッスンを行うため、フォニックスを含めた「正しく、かつ通じる英語」をしっかりと学べるのが大きな強みです。
学習管理システムで学習進度をトラッキング
おうちインターでは、単に講師とご家庭とのマッチングサービスではなく、学習管理システムで毎回学習進度をトラッキングしています。英語に限ったことではありませんが、「何をどれだけ学び、習得できているか」が分からなくては、長期的なスパンで学習を続けても成果を出すことはできません。おうちインターでは、マンスリーレポートを生徒一人一人に発行しています(自宅対面のみ)。授業中の生徒の参加度合い、セクション別の強み(Listening, Speaking, Writing, Reading)、弱点の分析を基に、学習の進捗状況が分かりやすくまとめられたレポートです。これをチェックすることで、習得できていることといないことが一目で分かるため、効率的な学習が可能となります。
まとめ
フォニックスを通じて、子どもの時から発音ルールをしっかり学べば、一生英語の読み書き、会話に使える技術として役立てることができます。そのためには、良質な講義ができる講師から、体系立てられたプログラムでコツコツと学びましょう。
おうちインターでは、まずフォニックスを徹底学習し、そこから文法・表現力、文章構成・展開力を鍛えていく体系的なプログラムを導入しています。フォニックス習得から英検準1級相当までの英語力を無理なく、かつ、効率的に育てられます。ご自宅での対面レッスンまたはオンラインレッスンをお選びいただけるので、近隣にスクールがなくても、無理なく学んでいただくことが可能です。お電話 (03-6628-2008)やLINEからも無料体験のお申し込みやご相談も受け付けておりますので、まずは一度お問い合わせください。