幼少期にフォニックスを学習することで発音に困らない大人になる?

2023/08/08 学習法

子供の英語学習といえば、オンライン英会話や歌って踊って楽しく英語で過ごす、英語のシャワーが浴びれて放課後も過ごせる英語学童等、思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

近年、幼少期からフォニックスを学ぶことの重要性が見直されてきましたが、それでもフォニックス?フェニックス?何それ美味しいの?という親御様もまだまだ多いのが現状です。

 

フォニックスとは、簡単に言えば、日本でひらがなやカタカナの読み方を学ぶように、英語の発音と文字の関係性を学ぶもの。英語圏の国では3歳頃からプリスクール(保育園・幼稚園)で学び始めます。

 

フォニックスを学ぶからと言って英語が話せるわけではないでしょ?必要ないんじゃない?と思われる方も少なくないのですが、フォニックスを学ぶことで、アルファベットの発音や文字の組み合わせにより変わる読み方を学び、耳で聞いただけでもスペリングがわかり、正しく書いたり読んだりすることができるようになります。

 

単語を学ぶ(例:apple)
※単語と事象の意味を視覚的につなげるだけで終わってしまっているケースが多い。
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文字の読み方・綴り方のルールを学ぶ(フォニックス)

A is for apple. A, A, apple. 

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Appleを自分で読んで意味を理解できる、書けるようになる。
Appleと聞いて、綴りがa-p-p-l-eであると推測できる。

Pineと聞いて、Pから始まることが分かる。AppleのPとPineのpは同じだ!と文字とその音を認識できる。

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フォニックスを理解すると、初見でも文章を読めるようになります。
This apple is delicious.
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英語学習を読み書きにまで落とし込むことで、より多くの単語や表現に触れ
文章の構造や意味も理解できるようになる。

 

どれか1つを重点的にすればよい、ということではなく、フォニックスを学ぶことは英語学習においては通過点であり、強固な読み書きスキルの土台になる学習です。

 

また、フォニックスを学ぶことは「綺麗な発音」にも繋がります。

日本語に存在しない母音や子音は、言語ではなく雑音として脳内で処理されるため、聞き取れないという事象が起きてしまいますが、正しくフォニックスを習得することで、英語の音声をきちんと捉えて文字理解することが出来、意味を理解することに繋がります。

 

英語の発音は顔の筋肉や舌の使い方が固定された大人になってからは自然に身に付くものではないので、フォニックスは「言語習得の黄金期」である10歳頃までにこそ!習得しておきたいものです。

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