2023/07/28 おうちインターの英語教育
英語教育のトレンドは10年ごとに変わると言われています。
ChatGPTが登場したことにより、今後10年間の英語学習トレンドがどのように変わっていくのか、どんな影響があるのか?ワクワクしています。
さて、今回は昨今のこども向け英語教育のトレンドがここ数年で変わってきたようにも思うので、トレンド5選!を事務局調べで書いてみたいと思います。
- インターナショナルスクールが続々開校
- 英語学童(アフタースクール)で放課後英語漬けの環境で過ごす
- 国内・海外のサマー/ウィンタースクールに参加する
- プリスクール/英語幼稚園に通学する
- フォニックスの必要性が少しづつ認知されてきた?
インターナショナルスクールが続々開校!
今一番業界的に注目されているのが、インターナショナルスクールの開校ではないでしょうか。
初等部と中等部、高等部を持つインターは国内に60校以上あると言われていますが、昨年から開校ラッシュです。
- マルバーン・カレッジ東京(東京都小平市)※2023年9月開校予定
- ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(岩手県八幡平市)※2022年8月開校
- Rugby School Japan(ラグビースクールジャパン)(千葉県柏市)※2023年8月開校予定
- ブリティッシュ・スクール・イン 東京(東京都港区)※2023年9月開校予定
世界各国にある同系列のスク―ルの卒業生が欧米をはじめとした有名大学へ進学率の高さから、アジアからの留学先としても注目されており、外国人家族の増加が見込めることからも地方創生としても期待されているだけでなく、本格的な英語教育を求める保護者からその学習カリキュラムや学習環境が注目されています。
国際社会に貢献できる人材や、各分野でのリーダーの育成を目指していることからも、単に英語が話せることを目指すだけでなく、英語でエリート教育を受けさせたい保護者にとっては非常に魅力的な選択肢なのではないでしょうか。
特に地方に開校された有名インターは、大自然の中、のびのびと学習に集中できる環境が整備されていることは都心の学校にはない「豊さ」も感じられるでしょう。
また、インターナショナルスクールと言えば、年間300万円が相場といわれる高額な学費ですが、年間授業料が150万円程度と、インターナショナルスクール群の中では比較的手が届きやすいことから、最近ではインド系のインターナショナルスクールを現実的な選択肢として考える保護者も多くいるようです。IT・サイエンスの学習にも力が入れられていることも魅力の一つで、日本人生徒の入学が右肩上がりで増加傾向だとか。
非常に魅力的な点の多いインターナショナルスクールですが、進学を検討する上ではやはり「家庭の経済的体力」「お子様とスクールとの相性」「卒業まで家庭サポートが十分にできるか」「卒業後の進路(国内進学するか、海外進学を見据えるか)」を先々にトータルで判断したほうがよさそうです。
法律上の「学校」ではないことから、日本の小中学校の卒業資格を得るために公立校と掛け持ちで籍を置く場合が多く、(区によって認定しているところと認定ないところがあり、国も自治会任せになっている現実あり)スポーツ系のインターハイ等の出場が出来なかったりと国内の学校との制度面での差もあり、今後国による実態把握や制度の整備も必要になりそうです。
また、英語を話せるようになってもらいたい一心で通わせ始めたものの、外国人同級生に比べると英語力がまだ追いついていないため、家庭でも補助的に家庭教師のサポートが必要になることで保護者の負担が増えたり、お子様自体がインターの雰囲気に馴染めず、日本の公立に移った…という話も耳にすることがあります。
メリットもデメリットもあるため、進学する上では長期的な目線で家庭での教育方針を事前に固めたり、お子様の向き不向きを見極める必要がありそうですが、今後は海外からの家族移住や留学先として日本の魅力が高まる絶好のチャンスでもありそうなので、今後開校が予定されるスクールや国によるインターナショナルスクールの捉え方には引き続き注視していきたいものです。
次回は、2つ目のトレンド「英語学童(アフタースクール)で放課後英語漬けの環境で過ごす」についてご紹介したいと思います。